中国企業との仕事でトラブルをや不良品を発生させている方の中には次のような方もいらっしゃいます。
「中国ビジネスってこんなもんでしょう、仕方ない」
「中国人の仕事の仕方が悪いんだ、私たちには問題ない」
しかし、私の研修にご参加された方々は異口同音に言われます。「駐在5年近くになると、ほとんどが日本人の問題であることが分かってきますね」と。
そのとおりなのです。中国のトラブルや不良品の原因は、実は日本人に原因がある場合が多いのです。しかし、日本では仕事相手がそれをカバーしてくれていたのです。これは、依頼する側とされる側の「あうんの呼吸」に頼った日本特有のビジネスの仕方で、それは日本国内においてはとても素晴らしい仕事の仕方と思っています。ただし、これを中国に持ち込んではいけなかったのです。
ということは、中国人との仕事の仕方をちゃんと理解すれば、ほとんどのトラブルや不良品は解決できるということでもあるのです。ぜひ、このノウハウを知っていただき、中国や他の海外でも「一目置かれる日本人」になっていただきたく思っております。