モノづくり企業をご支援しているなかで、製品化のハードルを超えられなく苦戦しているベンチャー企業がとても多くあることを知りました。独自技術や素晴らしいアイデアを持ちながらも、製品化の基本的な知識を知らなかったばかりに、資金と時間がなくなってしまうのです。
また、中国やアジア圏でのモノづくりにおいて、不良品やトラブルを抱えながらもその解決方法や未然防止策を見つけ出せなく、諦めてしまった方々が多くいらしゃいます。日本と海外では、仕事の仕方が違います。その、基本的な違いを知らなかったばかりに、多額のDコストが発生してしまっているのです。
これらの状況を打開するために、ソニーでの29年間の設計経験と、4年半の駐在を含む7年間の中国での製品や部品を作ってきた品質改善の知識をもって、コンサルティングや研修、執筆を行うことにしました。
起業した頃は、陽の目を見ない路地裏にあるような日本の良い製品や高い技術を世界に広めたいという思いから、会社名を「路地裏」の「裏」を取り「ロジ」としました。会社のロゴは上から見た路地裏をイメージしています。2023年には、その頭の2文字を残したまま、「ロジカル・エンジニアリング」に社名変更しました。
世界で一目置かれるエンジニアの育成の一助になることを志とし活動しています。
ロジカル・エンジニアリング代表 小田淳