シームレスなLGBTや障害者

LGBTや障害者の話になると、口を閉ざし気味になる人は多いと思います。変な発言をして相手を傷つけたり、また別の人から非難を受けたりすることはなるべく避けたいためでしょう。

最近のドラマで「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜」がとっても面白かったのでした。このドラマの中の1つのフレーズがとても印象的でした。「ユキコさんは普通の世界の人ですから、、、」

そもそも人はとってもアナログ的なもので、白黒がはっきりしているものではないと思います。だって、大きい人・小さい人、明るい人・暗い人、足の早い人・遅い人なんて明確な区別はつきません。「大きい人・小さい人」を例にとっても、「大きい人〜やや大きい人〜普通の人〜やや小さい人〜小さい人」とさらにその間にもたくさんの人いてシームレスでつながっています。

これと同じで、LGBTや障害者ももちろん、その人たちは千差万別でいろいろな人たちがシームレスでいると思います。だから、そもそも明確に「LGBT」、「障害者」と言うことはできないはずなのです。

私だって身長が193cmあって、いろいろと不便をしています。飛行機のエコノミークラスでは脚が入らないので、ある工夫で乗り切っています。たぶん、前の席の人がシートを勢いよく倒したら膝が骨折すると思っています。毎回、非常口の席をお願いしていますが、あそこは予約ができないので、混んでいれば当日に移動できないことも多々あります。でも、最近はLCCでなければシートの前後間が広くなったのです。嬉しいですね。

もちろん、服の袖丈やズボンの丈も既成服はないので、作るか海外旅行のときに買ってくるしかありません。靴も同じです。それでも、たいていは高級ブランドしか用意はされていないので、いつも高級品を買っています。とてもお金がかかります。車も乗れない車種があります。もし、私が2m大きく超えてくると障害者となるのではないでしょうか?

街にある、階段やエスカレーター、公共の椅子や机、歩道、信号機などのインフラはもちろん税金で作られていたり、民間のものはその企業の費用で作られたりしています。でも、そのお金には制限があり、どんな人にも対応できるようにすることは困難です。最近は、なるべく多くの人が使用できるように国も推進していますが、もちろん限界はあります。そのインフラ整備の限界を超える対応が必要な人が障害者とか言われているのですね。

でも、それは、インフラ対応の限界が決めているものであって、本人の問題ではないのです。また、国からの手当てももらうためには「障害者」という認定が必要だからそのように呼ばれていますが、これもルールの対応上で決めている言葉であって、本人の問題ではないのです。

だから、誰もが普通の人であって、便宜上「障害者」という言葉を使っているだけなのです。「LGBT」も同じく、普通の人と何にも変わらないのです。

だから、「LGBT」、「障害者」を隠す必要もないし、周りもあえて口を閉ざす必要なないと思います。よく大人が障害者を見つけた子供に向かって「しっ、余計こと言わないの!」と言う場面を見かけることありますが、それは、親が子供に余計なことを言っているのです。ちなみに私の193cmは、すごく珍しいとは思っていませんが、かなりじろじろ見られます。

発言に注意しなければならないことは、このシームレスな状態に白黒をはっきりさせるような発言をすることなのです。

分かりやすいことでは、芸能レポーターが「それは、恋人関係と言って良いですね!」とか、コロナ報道のテレビで「これは第6波が来ていると言って良いですね!」とか言うことです。恋人関係や第6波って一体どういう状態になったらそういえるの、と考えたらそこには明確な境界線はなくシームレスでとても曖昧なものです。大切なのは今の状態がどうあるかで、白黒つけて一つの枠の中に入れることではないと思います。「恋人関係」は、例えばお食事していた写真がスクープされたのならそれは「お食事した関係」であり、「第6波」は、例えば感染者数が100人から150人に増えたなら、「100人から150人に増えた」という事実を捉えれば良いのです。

白黒はっきりさせた方が、報道では視聴者に響きやすいので、それも仕方ないかなとも思いますが、ちょっと白黒はっきりさせ過ぎと思う面もあります。 人間にはそもそも普通や特別の境界線なんていなく、皆シームレスにつながっています。それに対して人が持っている特徴を本人も周りの人もあえて隠す必要はないし、周りの人も白黒をつけた差別的な言い回しで境界線を作ることは、現実世界に則していないのでやめた方が良いでしょう。

今回のコラムで私の言いたかったことと簡単にまとめると、次のようなことです。「あの人は障害者だ」のような、境界線を作る差別的な発言は良くありません。ただし、人の特徴である「あの人は、人がぼんやりと見えるけど、誰かの顔かは分からないです」は良いということです。ここら辺がごっちゃになっている人もいるので、このコラムでお伝えしました。

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